ソフトウェア開発の将来について思うところ: 2025年7月17日現在

ソフトバンクの孫正義氏が「人間がプログラミングする時代はもう目の前で終わろうとしている」と発言し、これからソフトウェアの学習をしようと思っている人や学習中の人は不安に感じていると思いますので、実際のところどうなのか、現状をまとめてみました。

このポストについて思うところがある方はフォーラム(ご意見・ご要望コーナー)にポストしてください。

日本語化プロジェクト勉強会:「ChatGPTがソフトウェア開発にもたらす変化」(2024年4月6日)からの引用

2025年7月17日現在の状況レポート: Google Gemini 2.5 Pro Deep Research

Deep Researchはインターネット上の情報を検索・解析してレポートにまとめてくれます。従来のコンサルタントの仕事をしてくれるので、高いお金を払ってコンサルタントを雇う必要はなくなると言われているツールです。

ソフトウェア開発の将来に関するレポート 

わかりやすい言葉で書き直したソフトウェア開発の将来に関するレポート

ソフトウェア開発という職業の将来性に関するレポート

これからのコンピューターサイエンス学習者へのガイド

以上レポートの要約

この要約も Gemini 2.5 Pro に作ってもらいました。

1. AIは「脅威」ではなく「協力者」

  • AIは、開発者を完全に置き換えるのではなく、コーディングやデバッグといった反復作業を自動化し、生産性を向上させる「共同操縦士(コパイロット)」や「ケンタウロス(人間とAIの協働)」として機能します。
  • これにより、開発者は単純なコード作成から解放され、より創造的で戦略的な業務に集中できるようになります。

2. 求められるスキルの変化

  • これからのエンジニアには、単なるコーディング能力以上に、システム全体の設計能力複雑な問題解決能力、そして**AIを効果的に使いこなす能力(プロンプトエンジニアリングなど)**が求められます。
  • AI倫理やガバナンスといった、より高次の視点も重要になります。

3. コンピュータサイエンス教育の重要性は増す

  • AIを効果的に活用するためには、データ構造やアルゴリズムといったコンピュータサイエンスの基礎知識が不可欠です。
  • AIの登場により、これらの基礎知識の価値はむしろ高まっています。MIT App Inventorのようなビジュアルプログラミングツールは、AI時代に求められる計算論的思考を養うための良い出発点となります。

4. 雇用の見通し

  • テクノロジー業界での一時的なレイオフは、AIが直接の原因ではなく、経済的な要因(パンデミック中の過剰雇用からの調整など)が主です。
  • エントリーレベルの仕事はAIに代替される可能性がありますが、高度なスキルを持つ専門家の需要はむしろ高まり、キャリアの機会は非常に有望です。

結論として、AIの進化を恐れるのではなく、積極的に学び、新しいスキルを身につけることで、ソフトウェア開発の未来は非常に明るいと言えます。

プロジェクト代表者・宮島の考察

AIがコードを書くので、どのプログラミング言語を学習するかということは今後はあまり意味がなくなる。App Inventorはブロックを組み合わせて簡単にアプリを作れるのでプログラミングの楽しさを知り、基礎を固める上では有効。

ただ、逆に現在は文字からはApp Inventorアプリを作れないので、ChatGPTやGeminiなどのAIはApp Inventorは苦手。

これからのソフトウェア開発の流れを考えるとApp Inventorでの教育にAIを組み込んでいくことは必須。

App Inventorのブロック部分は、できるだけ単純に留める。その代わりに、ウェブビュー内のJavaScriptやGoogle Apps Script、さらに外部APIの活用など、AIを使って面白い機能を実現する方法がよい。こうすれば、興味を持続しながらAIについても学べるし、「どんなアプリを作るか」という開発の本質により集中できる。

AIを活用しながらJavaScriptやPythonでの開発に移行していけば、開発の本質に集中して学習できるので、職業エンジニアとしてもやっていけるのでは。

会員のためにAIを使ったアプリ(AIでアプリを作る、AI機能をアプリで使う)のチュートリアルを増やしていく。

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