App Inventorアプリを作るのにAIを活用するには?: 2025年10月25日現在

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AIはソフトウェアを自動生成できますが、得意・不得意な言語があります。得意なのはPython、JavaScript、C、Javaなどのテキストベース言語であり、App Inventorのようなビジュアルプログラミング言語はあまり得意ではありません。
本来、App Inventorのようなビジュアルプログラミング言語は「誰でも簡単かつ迅速にソフトウェアを作れるようにする」ことを目的として開発されました。しかし、AIによってテキストベースのコードが容易に生成できるようになると、ビジュアル言語の存在意義そのものが問われる時代になりつつあります。

一方で、App Inventorには WebViewer というコンポーネントがあり、その中では JavaScript を実行できます。また、JavaScriptとApp Inventorの間でデータの送受信も可能です。
この仕組みを活用すれば、AIが得意とするJavaScriptを組み合わせた、より高度で柔軟なスマートフォンアプリを開発できます。

App Inventorを使えば、Android Studioのような重い開発環境を使わずに、ブラウザ上でアプリを作成できます。こうした手軽さにAIを組み合わせることが、これからのスマホアプリ開発の新しい形になるのではないでしょうか。

ここでは、JavaScriptを利用したApp Inventorアプリのいくつかの例を紹介します。

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関数電卓アプリ

関数計算のできる電卓アプリです。使える関数は平方根、三角関数、対数関数、累乗、階乗です。普通にApp Inventorで作ろうとするとすごく大変になるのでJavaScriptで計算して結果をApp Inventorに戻しています。

QRコード生成アプリ

App Inventoir 2 のバーコードスキャナーコンポーネントを使うとQRコードを読むアプリは作れますが、QRコードを生成するアプリは作れません。ここではウェブビューでJavaScriptでQRCode.jsを使ってQRコードを生成します。

光学文字認識(OCR)アプリ

JavaScriptライブラリの一つであるTesseract.jsを使うとブラウザで光学文字認識ができます。ここではウェブビューでJavaScriptでTesseract.jsを使って光学文字認識を行います。

テトリス

有名なゲームのテトリスです。ゲーム本体はJavaScriptで書いてあります。

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