多言語翻訳アプリ・テンプレート
このテンプレートでできること
「多言語翻訳アプリ」は、入力したテキストを英語・日本語・スペイン語・フランス語・ドイツ語 など複数の言語に翻訳し、結果を音声で読み上げるアプリのテンプレートです。
App Inventor 標準の翻訳コンポーネントは使わず、Google Apps Script で作った無料の翻訳ウェブアプリ を呼び出して翻訳処理を行います。aiaを読み込むだけで、同じ仕組みの翻訳アプリをそのまま動かせます。
使い方（セットアップ方法）
- App Inventorにアクセス
- 「プロジェクト」→「コンピューターからプロジェクトを(.aia)インポート」でaiaファイルを選択
- ブロック編集画面で、
ポストurl変数に設定されている 翻訳用ウェブアプリのURL を確認します（付属のGoogle Apps Scriptをそのまま使うか、必要に応じて自分のスクリプトに差し替え。Google Apps Scriptの設定方法はここにあります） - アプリを開いて「AIコンパニオン」で動作確認
アプリの基本操作
このアプリは以下の手順で利用できます：
- アプリが起動したら「入力言語」スピナーで翻訳元の言語を選択（または自動検出をチェック）
- 「出力言語」スピナーで翻訳先の言語を選択
- テキストボックス「入力」に翻訳したい文章を入力
- 「翻訳実行」ボタンをタップ
- 「翻訳結果出力」に翻訳結果が表示され、音声で読み上げ
アプリをカスタマイズする方法
このテンプレートは、以下のような改造が簡単にできます：
- スピナーに登録する言語を増やす／削る（言語名と言語コードのディクショナリを編集することで、対応言語を追加できます）
- 初期状態の入力言語・出力言語を変更する
- ボタンやラベルのテキスト、色、配置を変更して、自分のアプリタイトルに合わせたデザインにする
- 翻訳結果を小型DB に保存して「翻訳履歴」画面を作る
動作環境
・日本語化プロジェクトApp Inventorで動作確認済み
・Android端末で動作確認済み
・インターネット接続（翻訳ウェブアプリへのアクセスに必須）
・Google アカウント（Apps Script を自分用にコピー・運用したい場合）
・iOS版は一応動きますが、レイアウトが崩れます。
改造サンプル集
テンプレを使った初心者向けの “少し便利になる小さな改造” を紹介します。
どれも コンポーネントを数個追加、ブロック 5〜10行追加 でできる範囲です。
① 翻訳対象言語を追加
📌 できること
もっと多くの言語でも翻訳できる
🛠 必要な作業
- デザイン編集：入力、出力言語スピナーに他の言語名を追加
- ブロック編集：言語ディクショナリに他の言語名と言語コードを追加。言語コードはhttps://cloud.google.com/translate/docs/languages?hl=jaにあります。
② “よく使う言語プリセット” ボタンを追加
📌 できること
「日本語→英語」「英語→日本語」をワンタップで設定できる
🛠 必要な作業
- デザイン編集：「日英」ボタン、「英日」ボタンを追加
- ブロック編集：ボタンクリックで言語選択スピナーを設定
