写真と位置を記録する地図アプリ・テンプレート
このテンプレートでできること
「写真と位置を記録する地図アプリ」は、スマホで撮影した写真に、自動で“位置情報(緯度・経度)”を付けて保存し、アプリ内の地図上にマーカーとして表示できるテンプレートです。保存したデータ一覧を表示して再表示・削除もできます。
フィールドワーク、観察記録、旅行ログ、教材づくりなど、“場所に紐づく写真” が必要な場面でそのまま使えます。
使い方(セットアップ方法)
- App Inventorにアクセス
- 「プロジェクト」→「コンピューターからプロジェクトを(.aia)インポート」でaiaファイルを選択
- アプリを開いて「AIコンパニオン」で動作確認: 位置情報アクセス許可を求められたら「許可」を選択
- スマホに地図が表示
アプリの基本操作
このアプリは以下の手順で利用できます:
- アプリが起動したら「写真撮影」をタップし、撮影後コメントを入力
- 「リターン」をタップで地図画面を表示
- マーカーをタップしてコメントを表示
- 「リセット」をタップで、すべてのデータを削除
- 「一覧」をタップでデータ一覧表示
- 写真を選択後「削除」タップでデータ削除
- 写真を選択後「詳細」タップで写真、日付、コメントを表示
※ 写真はローカルに保存されますが、地図表示にインターネット接続が必要です
アプリをカスタマイズする方法
このテンプレートは、以下のような改造が簡単にできます:
- マーカーにコメントに加えて撮影日時も表示する
- マーカーの色を「カテゴリ」で変える
- 特定の日付・キーワードで写真検索できるようにする
動作環境
・日本語化プロジェクトApp Inventorで動作確認済み
・Android端末で動作確認済み
・iOS版は起動しますが、正常に動きません
改造サンプル集
ここでは、テンプレートを使って初心者でも10〜20分で実装できる改造例を紹介します。
どれも「ちょっと機能が増えるだけでアプリの価値が跳ね上がる」ものに絞っています。
① 地図上のマーカーを “分類別アイコン” に変更する
📌 できること
地図に表示されるマーカーを分野毎のアイコンに変更。アプリの「コメント」欄にはすでに自由記述が入るので、そこから簡易分類を行い、対応するアイコン画像を使用。
🛠 必要な作業
- デザイン編集:マーカー画像アイコンをメディアにアップロード
- ブロック編集:マーカー作成プロシージャ内で、コメントに入っているキーワードに従ってマーカーアイコンを設定



②一覧画面で “サムネイル表示” を追加
📌 できること
現在の一覧は テキスト(コメント+日時)だけが表示される仕様。そこに 撮影した写真のサムネイル を表示して、一覧画面が一気に「アプリらしく」なり、使いやすさも大幅向上。
🛠 必要な作業
- デザイン編集:リストスクリーン内のリストビュー1でリストビューレイアウトプロパティーを「画像、本文、本文、詳細テキスト」に変更

